トレードで環境認識が大切な事は知っている人も多いと思います。
でもどうすればいいのか、はっきりとわかっている人が少ないのが現状です。
今回はその悩みを解決します。
これでもう迷う事はないでしょう。
3つのパターンに仕分けする
・アップトレンド ・ダウントレンド ・レンジ
今の相場が上昇相場なのか、下降相場なのか、保ち合いなのかを判断するだけです。
でも実際に環境認識をしてみると色々わからない事があると思います。

そもそも、やり方がわからない。

やってみたけど、どれに当てはまるかわからない。
なぜ3種類のどれに当てはまるかを確認するだけなのにわからなくなるのか。
それは、アップトレンド、ダウントレンド、レンジの定義がはっきりしていないからです。
今回その定義をはっきりさせましょう!
ダウ理論について
まずダウ理論を知っている人は多いと思いますが、知らない人がいるといけないので簡単に説明しておきます。
色々ありますが使うのは一つだけ。
【トレンドは明確な反転シグナルが発生するまで継続する】
- アップトレンド
- ダウントレンド
赤枠のところがトレンドです。
〇のところでトレンド終了を示唆し
黒のラインを抜ける事でトレンド転換を示唆します。
アップトレンドであれば高値を更新しなくるまでトレンド中と判断する。
ダウントレンドであれば安値を更新しなくなくまでトレンド中と判断する。
先ほども言いましたが環境認識は仕分け作業です。
ダウ理論を取り入れる事で判断を単純化することが出来ます。
単純化することで余計な悩みから解消されます。
トレンドの定義
アップトレンドとは高値切り上げ安値切り上げの状態をいいます。
高値同士を結んだ時、安値同士を結んだ時に右肩上がりになる事をいいます。
ダウントレンドとは安値切り下げ高値切り下げの状態をいいます。
安値同士を結んだ時、高値同士を結んだ時に右肩下がりになる事をいいます。
つまり上の図の黄色の枠がトレンドになります。
レンジとはそれ以外の状態をいいます=トレンドレス。
トレンドでなければレンジです。つまりトレンドが発生していない状態です。
ちなみにレンジとトレンドの割合は7:3といわれています。
つまりほとんどがレンジです。
まずは長期足から見よう
なぜか?
それは全体像を把握することが出来てから細かい部分を見ないと全機能しないからです。
地図で例えると、いきなり詳細な地図を見てまず右か左かその次はどうか?
こんな事していてもそれが最短ルートなのか正しいルートなのかわかるわけありません(目的地が近くなら話は別ですが=スキャルピング)
まずは広範囲の地図で現在地を把握して目標地点を確認します。
そうすれば西に進むべきなのか、東に進むべきなのか見当がつきます。
迷ったとしても全体像を把握していれば十字路どちらに進むべきかある程度推測する事が出来ます。
方角も目標地点もわからない状態で悩んで出した答えよりも、確実にゴールに到達する可能性は高くなります。
目の前の動きに翻弄されていては大切なものを見失ってしまします。
具体的な方法
当たり前ですが月足は月に一本、週足は週に一本のロウソクが確定します。
確認するのは意識されている高値と安値くらいです。
抵抗線になる可能性が高くなりますから、いくらトレンドであっても注意が必要です。
確定したロウソクは見る必要がありますが、普段はあまり意識しなくてもいいです。(特にデイトレまでなら)
毎日同じですから。
ということでまずは日足から確認していきます。
GBPJPYの日足です。
先ほど説明した通りのきれいなアップトレンドです。しかも前回高値の水平線も越えています。
もうこの時点でショート(売り)はなしです。
買うか、買わないの二択です。
次は4時間足です。
本来なら水平線まで落ちてきたところを買うのが理想ですが今回はもう上がってしまっています。
日足で確認した通り買うか買わないの二択です。
これが水平線付近ならもちろん買いです。
でも今から買うのは損切りを考えた場合水平線割れまでみる必要があるのでなにもしないのが正解です。
1時間足です。
短期的にはダウントレンドですよね。
今まで買い場を探していましたがダウントレンド継続するかどうか?
こういうのが悩ませる原因ですよね。
ここで確認
アップトレンドの場合=買い
ダウントレンドの場合=売り
続いて15分足です。
今はトレンドレスですね。
今までをまとめると、
日足、4hはアップトレンド。
1hはダウントレンド継続?
15mはレンジ。
結局どうすればいいのか?
日足、4hでトレードするなら買い。
1h、15mでトレードするなら何もしない。
これが答えになります。エントリーポイントは今じゃないですけどね。
それぞれの時間でトレードする=時間軸を変えずにある高値、安値までをターゲットとするイメージです。
具体的なエントリー方法はまた別の機会に(^^)/
まとめ
環境認識は定義を明確にして迷わないようにしましょう。
可能性だけを考えても答えはでません。
まずはトレード前に準備運動となる環境認識をしていきましょう。
それが迷った時の手助けになります。
準備運動が出来たら次は防御です⇊
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