これから上がるのか、下がるのかどうなんだろう?今からエントリーするけど大丈夫かな?
『利益は伸ばせ、損切りは早くしろ』と言われても、なかなか出来ない。
不安になりますよね。未来はわかりませんから。
そんな悩みを解決してくれるのが検証です。
やり方に自信が持てれば、メンタルなんて必要ありません。
この記事では検証の必要性と具体的方法について解説しています。
検証の必要性
検証する事で得るもの。
- 今のやり方を続ける事で資産が増えていくのかどうかを確認できる。
- 手法の改善が出来る。
- 損切り、利確に悩まない。つまり自信をもってトレード出来る。
今のやり方を続ける事で資産が増えていくのかどうかを確認できる。
トレードは今回勝つかどうかではなく、続ける事で資産が増えていくかどうかが重要です。
今回、負けても勝っても続ければ資産が増える方法を採用しているかどうか、それを確認する為に検証します。
答えがわからないから不安になるんです。もし答えがわかっていたら?
ルール通りトレードするだけです。
ちなみに必ず勝つ方法を探しているわけではありませんよ。
手法の改善が出来る。
検証をしていると、頭の中で考えていただけではわからなかった事が次々と起こります。
そのたびに、考える機会を与えてくれます。
エントリーのタイミングや時間帯など意識していなかった事に気づく事が出来ます。
こういった事は実際に検証をしないと気付くことが出来ません。
手法は基本的な方法を記しているだけのものが多いです。しかし資産を増やすにはそれ以外の条件が必要です。
例、MAを軸に考えた場合。
押し目、戻り目は三回目以降は精度が下がる(状況次第)などルール通りではあるが、環境によってはエントリーを見送る事が重要になってきます。
もう一つ例を挙げると、水平線でのエントリーであっても他の時間足の状況次第ではエントリーを見送る事が必要になってきます。
損切り、利確に悩まずに自信を持ってトレード出来る。
検証済みであることは自信をもってトレードに挑むことが出来るという事です。
積み重ねる事で資産が増える事がわかっているなら損切りをためらったり、利確で悩む必要はありません。
ルール通りに損切りと利確をしていればいいだけです。
エントリーに関しても同じです。
どうなる可能性が高いかわかったうえでエントリーしていますからね。
今回どうなるかなんて関係ありません。気にせずに続けるだけです。
それでは実際の検証について説明します。
検証の具体的方法
- 自分で考えたやり方や、他の人のやり方どちらでもいいのでまず条件を書く。
- デモ口座か検証ソフトを使って、条件通りにトレードする。
- トレード結果から改善方法を考える。
- テストを繰り返す。納得できるまで。
- すべての結果をもとにトレード条件を変更。
- 1に戻る。
自分で考えたやり方、他の人のやり方どちらでもいいのでまず条件を書く。
いきなり自分のやり方なんてないと思います。
まずは他の人のやり方を参考にする方がいいと思います。もうすでに自分のやり方がある人はもちろん自分のやり方のルールを書いてください。
(具体例)
- 環境認識は4時間足で行う。
- レンジではトレードをしない。
- MAにタッチしたらエントリー。
- 利確目標30pips 損切り20pips。
- 利確、損切りは自動決済を使う。
- エントリー回数は1日一回まで。
こういった感じでまずルールを設定します。
出来るだけわかりやすく書いてください。ルールを言葉に出来ないと検証結果にルール以外の要因が含まれてしまいます。
感情ではなく決められた条件がそろえばエントリーとエグジットです。
※環境認識なしでは、納得のいく成績を残すのは難しいでしょう。ですので環境認識を含めたルールを設定することをおすすめします。

デモ口座か検証ソフトを使って条件通りにトレードする。
今使っているfx会社にもデモ口座はあると思うので、それを使ってルール通りにエントリーします。
もしくは検証ソフトを使います。検証ソフトで有名なのはこんな感じですね。
デモ口座か検証ソフトどちらを使えばいいのか。
それは人によって変わってきます。
時間に余裕があって、リアルタイムで検証をするならデモトレードで十分です。
平時は忙しくて時間が取れない人や検証を早く終わらせたいなら検証ソフトですね。
検証ソフトなら、市場が休みの時でも検証をする事が出来ますしね。
検証ソフト
・過去のチャートを動かす事が出来る
(巻き戻して再生するイメージ)
・早送りが出来る
(1時間足は一時間たたないと次の足にいきませんよね?それを早送りで進める事)
デメリット
・有料
デモ口座
・何といっても無料
デメリット
・過去チャートを動かす事出来ない
・早送り出来ない
話を戻します。
検証の注意点としては、途中で条件を変更しない事です。
途中で条件を変更すると今のやり方の結果がわかなくなります。
まずは今回の検証結果を確認。そのあとで改良を加えた結果と比較します。
※ここで一つ注意点があります。
デモや検証ソフトだからこそルールは徹底してください。
自分の資金が減るわけではないので、いくらエントリーしても何も心配はいりません。
だからって、なんとなくでエントリーしたり、ロットを上げたりしないでくださいね。
そんなことをする為にやっているのではないでしょ?
勝ち抜くための方法を学びましょう。
毎回の結果から改善方法を記す。
条件通りにエントリーしていると、改善するべきポイントが出てくると思います。
よくわからない人はまず、トレードがその後どうなったかに注目するのがいいでしょう。
要は【タラレバ】です。
もし〇〇していたら(したら)、もし〇〇していれば(すれば)です。
※一回のトレードで考えるのではなく、やってきたトレード全てに適用した場合に結果が改善する方法。
そうする事で次のような事が見えてきます。
損切りで終わったがもう少し損切り位置を遠くしていたら利確で終われていた。利確目標を下げていれば勝率が上がってトータルの獲得pipsも増えていた。
目標pips数を増やしても利確出来ていた。
何度も言いますが、一回のトレードで判断してはいけませんよ。
それをメモしておいてください。今回の検証では採用しません。次回の検証のためのものです。
初めから完璧なルールであるはずがありません。
どれだけのことに気づく事が出来るかで今後の成績が変わってきます。はじめは慣れずに苦労しますが、ここが重要ですので頑張りましょう。
テストを繰り返す。納得できるまで。
回数に正解はありません。納得いくまで続けるべきです。
テスト結果にある程度の信頼性を持たせるなら、100回ほどは必要と言われています。
多ければ多いほど信頼性が上がるのは当然の事ですよね。
そんな時間ないよって人はやはり検証ソフトになっちゃいますね。
お金で時間を買って思い描く未来を近づけてください。
すべての結果をもとにトレード条件を変更。
検証をして気づいた事を条件に加えたり、変更します。
この段階になって初めて考えているようでは遅いですよ。
トレードが終わって時間がたってしまうと、わからなくなってしまいます。
毎回、トレードを見返すようにしましょう。
再検証。
ここまできた段階で検証結果が出ていますよね。勝率や獲得pips数など。その結果を踏まえて再度検証スタートです。
この作業を繰り返します。
納得のいく結果が出れば実践です。ただ完璧を求めてはいけませんよ。100%なんて存在しません。安定しているなら後は取引量でも調整できます。
あと、もう少しです!
では、実践へ。
検証から実践へ
実践になればもちろん、自己資金を使います。デモと同じ状況ではありません。
しかし、ここで怖くなって早く利確したり、損切りをためらう事をしていてはせっかくの検証の意味がありません。
検証通りでない行動が結果を左右していまします。せっかくの優位性が失われ検証と同じ結果を望む事が出来なくなります。
たとえ今回うまくいったとしても、回数を重ねた検証結果に勝てるわけはありません。
目先の利益が欲しいですか?それとも勝つためのスキルを身につけますか?
あなたはどちらですか?
自分を信じてルール通りにトレードを行ってください。
ここまでくればトレードに対しての考え方が変わっています。
以前のように悩む事は少なくなっているはずです。
その先にゴールがあります。
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